緊急地震速報は便利だけど、便利すぎて求められるクオリティが高すぎた

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みなさん、こんにちは。

函館に住んでいるひよこんです。

先日、函館で地震が起きました。

函館で地震が起きたときの様子

僕は地震が起きたとき、大学の実験棟の6階にいました。その日は初のゼミ発表で、参考文献でせっせと知識を詰め込んで質問対策をしていたのです。

そして6/16(木)14:20頃に

「ガゴンッ!!」

と大きな音が。周りは何が起こったのか一瞬つかめず、びっくりしていた様子でした。そして揺れが大きくなり地震が起こったのかと認識し始めました。

数秒後、緊急地震速報が。近くにあったスマホから一斉に警報が鳴り始めました。

揺れは縦揺れで、30秒近く揺れていたと思います。研究室の先輩はすぐにガスバーナーを止めるために実験室に向かい、同期は学生室で呆然としていました。

地震がおさまって研究室の同期が発した言葉

地震がおさまってから、研究室の同期がこんなことを言いました。

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この言葉を聞いて、僕は2011年3月11日の頃を思い出しました。

2011.3.11の時には緊急地震速報の速さに驚いていた

2011.3.11は、僕が高校1年のとき。英語の授業中に大きな揺れ、そして携帯から地震速報の音が鳴り始めました。

あの頃は、緊急地震速報が目新しく速報の速さに驚いていました。こんなにも早く地震を察知できるのかと。この速さなら、残された時間で人の安全を確保できるのかも、と思いました。

今となっては緊急地震速報が当たり前になっている

今回の地震の同期の言葉で感じたのですが、今となっては緊急地震速報が当たり前となっているのではないか、そう思いました。むしろ地震が起こる前に鳴らない方がおかしい。そう感じている人も少なくないはずです。

そして日本では大きな地震が起きるということが珍しいことではなくなってきています。

地震に対する日本人の危機意識が低下してきている

緊急地震速報の技術はすごいです。

緊急地震速報には、全国約220箇所(平成25年4月1日現在)の地震計に加え、国立研究開発法人 防災科学技術研究所の高感度地震観測網(全国約800箇所)を利用しています。多くの地震計のデータを活用することで、地震が起きたことを素早くとらえることができます。(気象庁|緊急地震速報|緊急地震速報のしくみ)

こんなにも技術が進歩しているのに、日本人の危機意識低下によってその技術をうまく活かせていない現状があると僕は思います。

せっかくこんな技術を持ち合わせているのだから、その技術を最大限に活用すべきなのではないかと。

そもそも日本では地震が当たり前になっていて、地震が起こっても「揺れてる…」と揺れている状況を止まって確認している人が多いです。

せっかくの緊急地震速報がもったいない。

東日本大震災や熊本の地震でも、地震が最初に起こったときは呆然と立ち尽くしていたのではないでしょうか。地震に慣れている日本人だったから、地震に対する危機意識が低下していて、逃げ遅れてしまった人もいるのではないか。

今回の地震で学んだこと

今回の地震で僕は、「地震に対する危機意識の低下」を自覚しました。

これからもまだまだ日本は地震が起こるはずです。だから僕は、そのときに備えて地震に対する危機意識を忘れずに生活していきたい、そう思いました。

ひよこん