研究室で2ヶ月勉強して分かった、研究者に向いている人の特徴5つ

みなさん、こんばんは。

ひよこんです。

僕は今、北海道大学水産学部の4年生で、4月から研究室に属しています。

研究はテーマが決まって、今は発酵食品について勉強をしています。

研究室に配属してから2ヶ月経ち、研究室での生活の様子がイメージできてきたので、今回は、僕が思う『研究室で2ヶ月勉強して分かった、研究者に向いている人の特徴5つ』をお伝えします。

 Contents

1.学習欲が強い

一つめは何と言ってもこれでしょう。

学習欲が強いこと。

僕はストレングスファインダーという自分の強みを見つけるためのツールで「学習欲」が強みになっていました。

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どんなことに対しても愚直に学習することが楽しいと思える人。

そんな人が研究者に向いています。

僕の研究室では、年に3回英語の論文ゼミで発表しなければなりません。ネットで英語の論文を探し、10ページくらいの論文を全訳し、その内容をパワーポイントにまとめて20分で発表するというもの。

それに加えて、10分質問タイムが設けられていて、教授や同期、先輩などの研究室に属している人から質問がバシバシきます。

僕はこの論文ゼミ発表が6/16にあるのですが、もうこの時点で50時間以上論文ゼミに費やしています。全訳に30時間くらい、スライド作成に20時間くらい費やしています。やばすぎる。

でも、僕は学習欲が高いこともあり、そんなに苦ではありません。

自分が知らなかったことが知れることに快感を覚えちゃうんですね。きっと。

要するに、自分が嫌だ嫌だと思って何かをするんじゃなくて、面白い!もっとやりたい!って思う人が研究者に向いているんだと思います。

2.自分の時間をしっかり管理できる

これもとっても大事。下の図をみてください。

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研究室配属前は、時間が明確に決められていました。

【午前は8:45〜12:00まで座学の授業、午後は実験】といったような感じです。

要するに、時間的拘束はあるけど、過ぎれば何もないんです。

だから自分で時間を管理する必要はなく、時間に支配されています。

ところが研究室配属後は、【コアタイムはあるけど基本自由】

コアタイムとは「この時間帯は研究室にいてねー」っていう決められた時間のことで、時間内に研究をしていても本を読んでいても、ご飯休みを取っても、基本的に自由です。

でも、所々に締め切りが設けられます。

僕の研究室では、

●「7月末までに研究内容を先輩方に報告する」

●「英語論文ゼミの前日に要旨プリントを印刷して提出する」

といった締め切りが設けられていて、それまでにある程度はやることをやっておかなければなりません。

そのため、自分の時間を自分で管理することが求められます。

自由度は高いけど、その分責任は大きい。そんな感じです。

3.自発性が高い

これも大事。僕の直属の教授はよくこの言葉を口にします。

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研究室って、本当にこの一言につきます。

自分で動かないと何も始まらないんです。

コアタイムという決まりはあるけど、研究せずぼーっとしていても1日が過ぎてしまう。研究しようと思ってもわからないことがたくさんあって何をすればいいかわからない。受け身になって待っていても何も始まらない。

だから自分で聞きにいくしかないんです。本を読んだりして勉強して、それから知識を深めて先輩や教授に聞いてみる。

ここで大事なのは、【自分でできることはした上で質問をすること】です。

これらのことから、自発性が高い方が研究者に向いていると言えます。

4.興味のあるテーマがあり、その研究をしている

これも大事。自分にとってつまらないテーマを研究していても強制されてやっているように感じてしまいます。

自分がこのテーマをやりたい!これってどうなってるんだ?と知的好奇心をくすぐられるテーマをやる方がやる気が出ますし良い結果が出たときの達成感は半端ないです。

ちなみに、僕の論文ゼミのテーマは「チョコレート」です。

実はチョコレートって発酵食品なんです。

カカオ豆の発酵によってチョコレートのような風味が醸し出されるんですが、その風味に乳酸菌が関係しているのかどうかを研究している論文を調べています。

食品自体に興味があって、チョコレートやワイン・チーズなどの発酵食品に対しても興味が高かったので論文ゼミは大変ですが面白いですよ。

5.研究室の人と良いコミュニケーションがとれている

最後はこれです。

修士になると朝8時から夜11時くらいまで研究室にいます。それは、学生実験のTAだったり、後輩の論文指導だったり、自分の研究だったり…やることがいろいろあるんですね。そんなに長い間研究室にいたら、研究室の人とずっと顔をあわせることになります。

これが「研究室を選ぶときに同期が大事」と言われている理由です。

同期だったり、先輩だったり、その人たちが自分に合っていて、なおかつ話していて楽しいと思える人が近くにいたら、研究が多少大変でも頑張れると思います。

僕が思う研究室に向いている人の特徴はこんな感じですね。この記事が研究室にまだ配属されていない3年生や大学受験をしようか迷っている高校生のためになれば嬉しいなと思います。

研究室配属についても記事をまとめているのでコチラも一緒にどうぞ↓

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ひよこん