【レビュー】ゲームは人生の役に立つ。〜生かすも殺すもあなた次第〜(小幡和輝著)

こんにちは、ひよこん(@motokon1226)です。

昔と比べるとあまりゲームをしなくなったのですが、久しぶりにこの本は読んでゲームをやりたくなりました。
この本は対談形式の本で4名の方と対談した内容と、著者の小幡さんの考え方が書かれているような形式の本です。

しかも僕が大好きな脳科学者の茂木健一郎とも対談しているとは…!これは読むしかない!

実は著者の小幡さんから無料で本をもらいました。

この本に出会ったきっかけは、実はこのツイートです。

それまでは小幡さんのツイッターも知らなかったのですが、イケハヤさんのリツイートで流れてきて知りました。ブログをその頃毎日書いていたので(最近は仕事に追われて書けなくなってましたw)希望してみよう!と思い、リプ、DMを重ね送ってもらいました!

そして小幡さん、レビューが遅れてすみません!その分じっくり読んだのでそのレビューをしていければと思います!

著者の小幡和輝さんってどんな人?

1994年和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30,000時間を超える。そのあと、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げた。47都道府県すべてから参加者が集う「地方創生会議 in 高野山」の主催や、1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」の設立など、地方創生の新しい仕組みを構築中。2018年8月19日、発起人として全国100カ国で開催した不登校の当事者に向けたイベント「#不登校は不幸じゃない」は、SNSでの関連投稿が2万件を超える大きなムーブメントとなる。2019年も全国100箇所での開催を予定している。(本著p.5より引用)

不登校を経験してから高校で起業とかすごいですよね。自分が不登校だったら、起業とかできないだろうなぁと感じましたが、小幡さんはむしろ不登校の間の時間をゲームにフルコミットして、ゲームを活用して思考力とかを身につけたのだとか。こんな人いるんだ!と最初は思いましたが、それも納得と思えるほどゲームに対しての考え方が全く違いました。

「ゲームは人生の役に立つ。〜生かすも殺すもあなた次第」はこんな人が読むべき。

まず、この本を全部読んだ身からすると、読む人はこんな人がおすすめです。

・ゲームをするのは「時間の無駄」だと思っている人

・ゲームをすると勉強ができないと思っている親御さん

・ゲームが好きすぎて、親に没収されてしまったこととかがある人

(僕も小学生の頃没収されたことが一回だけあります笑)

・ゲームが楽しくないと思っている人

ゲームが好きな人も嫌いな人も学びがある本で、僕はどちらかというと好きな方です。(最近やっていませんでしたが)

ちなみに、僕自身のゲーム歴は小学校の頃に遡ります。

ポケモンの赤をゲームボーイカラーでやったのが確か一番最初のゲームだった気がします。あのときの冒険の楽しさや、伝説のポケモンをゲットしたい…!と思った執念や、何度挑んでも勝てなかったジムリーダーとかを今でも思い出します。

また、スマッシュブラザーズなど任天堂のゲームをやり込んでいましたが、大学くらいからゲームはまったくやらなくなって、1年に1回触るかどうかくらいになっていました。

【結論】ゲームはコミュニケーションのツールである。

小幡さんが一番この本で言いたかったのはこれなんじゃないかなーと思います。

小幡さんは、ゲームのトータル時間が30000時間を超えるほどのゲーム好きです。この時間、すごいですよね…。24年間のうち3年半くらいゲームに時間を費やしているみたいです。すごすぎる。

その中でも一人で淡々とゲームをするというよりかは、いとこや知り合いとゲームをすることが多かったんだそうです。

つまり、コミュニケーションとしてゲームを活用していたんですよね。
ゲームをするときに複雑なものだと初心者にルールを教える「わかりやすさ」「伝える力」が身につくし、他に身につく力としては、遊戯王のようなパターン化できないほどのカードの種類では、「戦略性」「思考力」「組み合わせる力」が身につきます。

さらにゲームという共通点があることで、初対面の人とも仲良くなることができます。
たしかに、小学校の頃とかはよくポケモンの話とかで盛り上がっていた気がします。

こんな風に、ゲームは人間関係をよりよくする一つのツールと捉えると今までにないゲームの考え方ができるのでは、と感じました。

ゲームは清濁の「濁」の部分が過度に強調されてしまっている

ゲームというと、スマホゲームを家にこもってやり続け勉強をやらず成績が下がったりと
負の側面が捉えられますが、著者の小幡さんや対談している専門家の方はそのような捉え方をしていませんでした。

この本を読むまで、私もゲームをやりすぎると良くないよなぁと思っていましたが、この本を読んで考え方が変わりました。

今まではゲームの負の側面が誇張されていて、世間ではそのようなイメージをもっていますが、
のめりすぎるのがダメではなくて、のめりすぎるとことで本来やらなければならないこと(勉強・仕事)がおざなりになってしまっていることが問題なんです。

ゲーム自体が悪いわけではなく、むしろゲームは学べる場であります。

小幡さんはおもに「教育」「人間関係」「コミュニケーション」「ビジネス」という観点から、ゲームをプラスの側面で活用しているそうです。ゲームの捉え方が違うと、こんなにも学べるものになるとは…今までの自分のゲームのやり方はもったいなかったなぁと思いました。

攻略本・攻略サイトに頼らないことで「改善する力」が身につく

社会に出ていく上で、筆記試験ができることが必ずしも能力に直結するとは言えません。

社会に求められている能力のうち一つは、「現状を把握し、改善する力」だと思います。
その現状を把握し、改善するための練習としてゲームは使えます。

たとえば攻略本・攻略サイトで情報を得てゲームをクリアするのではなく、それに頼らずに自力でやってみる。そうするとどうすれば先に進めるか?強くなるか?を自発的に考えるようになるので、その能力を培うことができます。

このように、ゲームをどう活用するか、という点では小幡さんにかなうものはいないんじゃないか?と思うレベルですごく感銘を受けました。

本に興味を持った方は無料試し読みを見てみよう

実は、小幡さんのブログ内で最初のページの試し読みを公開しています!

ぜひ、下のリンクから序盤の内容を見てみてはいかがでしょうか。

【無料試し読み】#ゲームは人生の役に立つ ~生かすも殺すもあなた次第

このページを読んだら、だいたいこの本がどういうことが書かれているかイメージもつきやすいと思います。

ゲームは、人生の役に立つ。

社会人からゲームをやらなくなりましたが、またやってみたくなりました!人生の役に立つゲームの仕方をして、楽しい人生を送っていけたらな、と思います。

良い学びをありがとうございました!

ひよこん