研究室配属ってやっぱり成績順!?知っている決め方を全て挙げてみた。

※私は現在、北海道大学水産学部を卒業した社会人で、この記事は大学3年のときに登録した記事です。
2021年4月25日時点で、改めて記事の内容を見返して更新しました。

私の学科では、研究室配属の決め方は慣例として「学生の話し合い」でした。
この学生の話し合いが結構クセモノで、行きたい研究室に行けない人が出たりするんですよね…。
そこで今回の記事では、研究室配属についてまとめることにしました。

この記事では、研究室配属とは何か?どうやって実際に決まったのかなどなど、研究室配属のリアルな実態について紹介します。

そもそも「研究室配属」って?

日本の理系大学生は、ほとんどの場合に座学の授業を1〜3年の間で行い、その後各学部・学科で設けられている研究室に配属されます。その研究室配属のルールは、大学によって様々で成績で上から決定していく場合や、学生の話し合いのもと決定する場合などがあります。

私の学部では、学生の話し合いのもと研究室を配属することがルールだったので、結構毎年揉めているみたいです。
研究室配属された私の年も例外ではありませんでした。

研究室配属はどうやって決まるのか?

研究室配属は3年生の後期で話し合いを行って決めるところが多いようですが、中には前期に話し合って、3年の後期から研究室に配属される学部もあるそうです。

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私の学科では、以下の流れに沿って行われました。

①学科担任から研究室配属に関する「学生代表」を決めるように指示され、その学生代表が学科全体の話し合いのルールなどを提案
②学科担任から各研究室の最低充足人数が伝えられた。私の学年では、1人の教授につき基本3人で割り振ると学生が6人余るため、6つの研究室に関してはそれにプラス1人までなら認められた。
仮調査(第一希望のみ)を取り、その一週間後に本調査(第一希望のみ)を行った。
④本調査で人数が溢れなかったところはそこで決定。溢れたところは溢れた人同士で話し合いで決定した。

この④のあふれた人同士の話し合いがすっごく揉めるんですよね。

そこで行った話し合いで譲る人が出ればいいんですが、みんな行きたい研究室に行くのに必死なので譲る人は少ないです。譲る人が少ないけど、溢れているから人数を絞らないといけない…となると必然的に話し合いで論点となるのは、"どのように決めるか"です。

今回は今後研究室配属をする予定のある人のために、知っている限りの決め方をメリット・デメリットも交えて全てあげてみました。

①まずは話し合ってみる!

最初は話し合いで、お互いの志望理由・志望度を確認することになると思います。

なぜ、その研究室に行きたいのか。

・先生の面倒見が良い!
・先輩が優しそう!
・研究内容が魅力的!
・就職に有利!院に行きたいから!

などなど、様々なあると思います。

そのようなことをみんなと共有することで、本当に自分も含めてその研究室に行きたいのかを確認することができます

実際に口に出して話してみることで、みんなと比べるとそんなに志望度高くないなと思う人も少なからずいると思います。
その人が他の研究室に行くことになれば、話し合いをして良かったとみんなで合意を取ることができます。

言い換えると、ここで他の候補者に「自分がこの研究室に行きたい理由」を納得させられれば、あいつになら譲ってもいいかも?と思ってもらえ、有利に進められる可能性が高いです。まずは自分はその研究室を行きたい理由を言語化してみると良いです。

そして、この方法のデメリットとしては、譲る人がいなければ一生決まらないということです。
志望度が高い人が集まった研究室の場合、話し合いで決定するのが理想とはいえ難しくなってくるのは事実でしょう。

②成績で決める!

一番手っ取り早いのは、「成績で決める」です。

この決め方であれば、良い面も悪い面も含めて、自分が今までの学業の成果が数値として如実に現れます。ただ、あくまで学生の話し合いのもとという原則があるので、これで決定しなければならないということはないんです。

だから、
「先生が学生の話し合いで決めるって言ってたからここで成績にするって決めるのは後出しじゃんけんじゃないか」
と反論する人もいます。

実際、自分の成績と周りの成績を推測して判断したら生き残れる人・生き残れない人が予測できるのは事実です。
なので、成績が良い人はこの決め方を推していくし、成績が悪い人はこの決め方を否定します。
最初から、成績で決めるとしていればこんなことにはならないんですけどね…笑。

毎年この研究室は成績で決めているんだ、という噂が広まるとやりやすいですが。

③くじで決める!

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運に任せるという方法です。

くじを作って、それで当たらなかった人は研究室に配属できないという決め方です。

運に身をまかせるという判断にすると、行けるかどうかの確率は全員に平等に与えられ不平等ではなくなるということや、揉め事が起こりづらいという点でメリットがあります。

しかし、運で外れてしまった場合、そこしか研究室を考えていなかった人が涙を呑むことになり、自分の頑張り(成績)が認められないという点で悲しみを背負うことになるかもしれません。今までの頑張りはなんだったんだ!と。

どの決め方でもメリット・デメリットはやっぱりありますね…。

では、これはどうでしょうか?

④片足立ちで決める!

実際に、去年別の学科であったみたいです笑。

「片足立ちで決める」
片足立ちで耐久レースを行い、生き残れた人たちが研究室に配属できるという方法です。
これは、その研究室に行きたいという執念があればずっと立っていられるだろうという考えのもと、その執念(気持ち)を判断する指標として使われたみたいです。
結局去年は1時間くらいで決着がついたみたいですが、明らかに運動系の部活入っている人は有利ですよね笑。
そういった面で不平等になるのがデメリットでしょうか。

⑤投票で決める!

これは、個人的にはオススメしたくないですが。。。
「一緒に研究室に行きたい人1人(自分以外)に投票して、票数が多かった人が研究室に行ける」
というシステムです。

これは、グルになって票数を操作したりできるという面で人間関係がいざこざになる可能性が高いですね。
僕の友達の大学でもこれが問題になって研究室配属の取り決めが変わるかもという話を聞いたことがあります。
きちんとグルにならずに行えば、本当に行きたいと思っている人が研究室に入れるシステムなのでその面ではメリットがありますが、それまでの人間関係に大きく左右される気がするので怖いところです。

⑥その他番外編

他にも考えれば色々あると思います。

 教授に面接してもらう!

就職かよ!って感じですが、教授に採用してもらうという考え方です。
これだと、うまくいけば研究室とのミスマッチが教授の視点から防げそうですよね。
教授からしたらお前たちで決めれよ…ってなると思いますが笑。
(※教授によっては拒否するかもしれません。できるかはわかりませんが参考までに載せました。)

 今まで出た決め方を併用する!

他にも色々できそうですね。
・成績が上位2名、後はくじ2名
・成績が上位3名、後は選ばれた3名の投票で他の人を決める
・ポイント制にして成績と片足立ちとくじで総合得点の高かった人から順に選ばれる
とかですかね。
話し合いで決まらなかったら、決め方を一人一つ書いてくじで決め方を決めるという方法も出たりしました。
どの決め方にするかまでが揉めるのでそこをうまく自分が有利なようにうまく言いくるめられるかが勝負どころだと思います。

最後に伝えたいこと

最後に「研究室配属を経験して私が学んだ教訓」を書いておきます。

①良い成績は頑張って取っておこう!

もしもの時のために、良い成績は取っておきましょう笑。
成績を上げることを目的にしないほうがいいとは思いますが、それでも結果は誰にでも平等についてきますから、今できることをコツコツやるといいと思います。

②幅広く見て1つの研究室に絞らないようにしよう!

一番避けるべきなのは「自分が行きたくない研究室に行って無駄な時間を過ごすこと」だと僕は思います。
研究が辛くて毎日が辛いというよりかは、志望度が少し低い研究室に行ければまだ充実した大学生活を過ごせると思います。
なので幅広く研究室を見て、一つの研究室だけではなく2つ、3つの研究室を考えておくことが大事だと思います。

③早い段階から研究室を調べておこう!

研究室配属が動き出す前から、縦コン(先輩が研究室の説明してくれたり飲み会したりご飯食べれたりする)や、研究室説明会が行われると思います。

でも、その前から情報を集めておいたほうがいいです。教授に直接アポとって話をしてみるとか、HPを見てみるとか、先輩から話を聞くとか…やり方はいくらでもあると思います。
まずは、早いうちから遠くない未来を想像してみてください。そうすると日々の勉強にもモチベーションが上がって良いと思います。

④行きたい研究室に行けなくても、手段はある

この項目は社会人になってから記事をリメイクした際に付け加えましたが、ぶっちゃけ行きたい研究室に行けなくても自分のしたい研究をする手段はあります。

その一つは「合わせ技」です。例えば、私が専攻した食品衛生学を例に取ります。

食品衛生学が好きで微生物を学びたい人がいたとします。しかし食品衛生学を専攻で学べる研究室に配属ができなかった場合、なぜ食品衛生学を学びたいかにもよりますが、研究テーマによっては、衛生学の知識が必要な別分野での研究も出てくるはずです。

例)食品の加工を研究テーマとして扱うことになった場合、「食品加工」と「微生物発酵」の関係から研究材料を集めることができる

加工だから「食品化学」一辺倒ではなく、すべての学問は有機的につながっている(繋げられる)ので、微生物発酵と食品加工の観点で研究できそうな実験材料、実験目的を定めれば良いだけのことです。思ったより卒論テーマはざっくりと与えられ、それに対して自分の裁量が多い印象を私は卒論を書き上げた時に思いました。

また、今まで自分が好きだった分野を他の分野でも活かせることを知れると、思った以上に研究室配属の荷が軽くなります。あとは研究室のメンバーはとても大切です。毎日コアタイムを過ごすことになるので、研究テーマも大切ですが、馬が合う人と一緒になれる方を選ぶ方が後々の人生に役に立つと思います。(私も第1志望の研究室ではなく、人間関係の良さそうな第2志望の研究室を選び、無事配属されました。仲良かったので今では青春だったなぁと思います)

この記事を読んだ人が、希望の研究室に配属できることを心から祈っています。

ひよこん