初心者がWINDING ROADのハモリをして気づいたうまく歌うコツ

僕は北海道大学、水産学部4年のひよこんです。

大学3年生になるまで音楽サークルに触れたことがなく、ギターなどを触るのもなかった自分が、音楽サークル「はこなま」でWINDING ROADを歌うことになりました。しかもハモりでもっとも難しい「小渕パート」です。

そのときに学んだことや練習用動画などをまとめて記事にしたので、今後『WINDING ROAD』でハモろうと思っている人はぜひ参考にしてください。

 Contents

 まずは『WINDING ROAD/絢香×コブクロ』を聴いてみよう

まずは、この動画で曲全体を一度聞いてみましょう。

『WINDING ROAD』(ワインディング ロード)は、絢香×コブクロの1枚目のシングル。2007年2月28日にワーナーミュージック・ジャパンから発売。同じレコード会社の所属である絢香コブクロが、フジテレビ系『ミュージックフェア』での共演をきっかけに3人の共作で作られた楽曲。番組収録後に絢香がコブクロの楽屋へ訪問し、近日行なわれる予定だった「ワーナーミュージックジャパン・コンベンションライブ」で「一緒に歌いたい」と言ったところ、小渕が「どうせなら1曲作ろう」という事で作られた曲。最初は曲丸々の作成予定はなくカバーを行なう予定だった。また、夜中に絢香が小渕に歌詞の内容をメールする事もあった。(wikipediaより引用)

とてもハモりがかっこよいです。また、他の曲と比べて2人ではなく3人でハモる点も魅力的な点と言えます。

ただ、その分ハモリは難しく1日でマスターできるようなものでは到底ありません。この曲をサークルに入って3ヶ月後の超初心者の状態で歌うことになりました。

WINDING ROADを歌うことになったきっかけ

WINDING ROADを歌ったのは、卒業して4月から就職をするサークルの先輩を送り出すためのサプライズ曲を決める際に「この曲いいね!」となったのがきっかけです。

歌詞的にも就職して東京でこれから頑張る先輩へのメッセージとして適していたのもありました。

「WINDING ROAD」の歌詞はこちら

そこで、「歌を歌うボーカル」や「ギター」「カホン(打楽器)」の担当を決めたのですが、超初心者の僕がコブクロの小渕パートを歌うことに。曲自体は何度もカラオケで歌っていたことから、最初はそんなに難しいとは思っていませんでしたが、実は小渕パートが3パートの中でも一番難しいです。

練習前にそれぞれのパートごとに歌声を聴いてみよう

練習する前に一度、それぞれのパートを聴いてみましょう。動画の下に各パートの特徴も簡単に載せています。

小渕パート:高音がとても高く、メロディも他パートに釣られやすい

まずは小渕パートから。このパートの特徴は普段メロディと全く違ったメロディが多く、他パートに釣られやすいことと、高音が異常に高いことです。

いつも曲を聴いている人は、メインのメロディを知っている分そのメロディに釣られやすく苦戦しやすいです。

釣られないことはもちろん、地声くらいの音域から高音への変調部分が多く「見えなくても〜」「信じていこう〜」「奮い立たせる〜」などは特に注意が必要です。

絢香パート:比較的歌いやすいが、高音と声量が求められる

次に絢香パートです。いつも聞いているメロディで歌うことがほとんどなので歌いやすいですが、絢香さん自体が声量のある方でこの曲もその声量を生かしているので、高音かつ声量が求められます。

黒田パート:一定の音程でメロディとも同じところが多いので歌いやすい

最後に黒田パートです。Aメロの部分とかはソロの部分でいつも聴いている曲調なのでとても歌いやすいです。ただ、他の部分はいつも聴いている曲調ではない部分もあるので注意が必要です。

比較的に音程が低く、それを一定に保つような歌い方をするパートです。そのため、高音があまり出ない方にもオススメのパートです。

実際にハモってみると、こんな感じです。

もともとシンガーソングライターだった人たちが集まってチームを結成しているGoose houseさんの『WINDING ROAD』を見てみましょう。

Goose houseさんの場合、間奏は楽しそうにアドリブしていました。このようにアドリブで楽しそうに間奏を歌うのもアリかもしれません。(アドリブしてみて、きちんと歌になっているかは一度録音して確かめた方がいいと思います。)

歌を練習してみて感じたうまく歌うコツ

歌を練習してみて実際に分かったことがあったので、うまく歌うコツを記しておきます。

高音の方がメロディが取りやすくハモりやすい!

アカペラとかやっている人にとっては常識らしいのですが、1オクターブ下げて歌うより、原曲のオクターブの方がハモりやすいらしいです

最初、小渕パートを歌う時は高い声が出なくて、最初は1オクターブ下げて歌っていたのですが、全然メロディがとれなかったんです。

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非常に焦りました。残り1か月になっても全然、他のパートと合わせると音が取れないんです。

そこで「はこなま」のサークルのベテランの方に指導してもらったところ、高い方がハモりやすいという助言をいただいて、原曲と同じオクターブで歌うことに。全然最初は出なかったんですが、徐々に練習して声が出るようになってきました。

裏声は苦手だったのですが、そっちの方がメロディが取りやすいので、出せるのであれば裏声で出すのも一つの手です。

裏声の出し方は下の記事が詳しく載っていてオススメです。

参考:裏声が出ない!その原因と綺麗な裏声の出し方のコツや練習方法とは

毎日30分は練習して、自分のパートの音を覚える

ライブまで日数がなかったのもあり、少ない時間でも練習を毎日重ねました。歌わない時も通学中とかにイヤホンで聞いてイメージしていました。

声は練習すればするほど出しやすくなります。特に裏声は最初は出なくても、諦めずに毎日練習すればある程度のところまではいきます。30分でもいいので毎日練習することで、メロディも覚えられ高音にも慣れてきます。

実際にバスに乗っていて歌えない時でも、イメージトレーニングで曲調を記憶するだけでも、歌える一歩に繋がります。

自パートを覚えたら、原曲を聞いて釣られないように歌う

これがとても重要です。部分部分でちょっとずつ練習するとやりやすいと思います。

メロディが主音だったらやすやすいですが、小渕パートや一部の黒田パートは原曲と全く違うので、原曲に釣られない練習も必須です。特に、小渕パートは周りの音に紛れているので原曲を聴いて耳をすませないとわかりづらいです。

上の動画が、楽譜も載っていて自パートのメロディを把握しやすいです。

慣れてきたら間奏も練習する

慣れてきたら間奏も練習しましょう。

ハモリパートまでパートごとに歌っている動画が少なかったのですが、小渕パートと黒田パートの間奏部分が聞き取りやすい動画があったので載せておきます。

この動画は、小渕パートの音は覚えたけど、原曲では歌えない時期に歌を練習するためにも使っていました。こっちの方が原曲よりスピードもゆったりで幾分か歌いやすいと思います。スモールステップする材料として使えます。

【おすすめ】自分の声を録音して客観的に聴いてみる

最初は聞いてみると「全然歌えてなくてやべえ…」ってなると思います笑。僕もそうでした。

ですが、最初からハモれる人はそんなにいないはずです。

録音して客観的に聞いてみることで自分の癖がわかります。「聞いてて苦しそうな声出してるなー」とか、「ここもうちょっとテンポ早くしないとな」とか。

声量とかも確認できるのでぜひある程度形になったなと思ったら一度、自分の声を録音してみてください。意外な発見があるはずです。

本番は練習の2割しか出ないと思おう

ライブ本番。サークルに入って初めてのライブだったので緊張しました…!やっぱり緊張すると、裏声が出にくくなりますね。

先輩に言われたのですが、

「本番は練習の2割しか出ない」

という名言があるらしく、練習の2割でも本番に匹敵するくらいのクオリティになるように練習した方がいいよ!と言われました。とてもタメになりました。

でも、ハモれたところも多くて歌っていてとても気持ちよかったです。最後のアカペラの部分を歌いきった時は練習してよかった!って思うくらいの達成感ありました。

この「WINDING ROAD」はハモリを覚えるのが大変で歌うのも一苦労ですが、その分達成感もあります。ぜひ、何度も練習してみてください。

 

★全パートver

★絢香パート抜きver

★黒田パート抜きver

★2人で歌う場合はこの動画がわかりやすいです↓

 


↑こんな感じのところで練習していました。